関連雑誌等への投稿文の抄録集

題 名 同時混合埋設合成鋼管杭工法(ガンテツパイル)の開発
雑誌名 基礎工
発行年月日1992年 2月号
著 者 中野 賢一、 鳥崎 肇一、 大槻 貢、 日比野 信一
抄録文  本稿では、ガンテツパイル工法の概要、仕様および施工方法について述べるとともに、力学特性の把握や設計法の確立のために行った各種の性能確認試験の結果について報告している。性能確認試験としては、室内力学試験、現場造成杭の杭先端部圧縮試験、現場鉛直載荷試験が述べられている。
 まず、室内力学試験では、突起付き鋼板の付着強度や杭先端部の付着強度が述べられている。次に、現場造成杭の杭先端部試験では、杭先端部構造仕様の妥当性を、現場で造成した杭により確認した。最後に、現場鉛直載荷試験では、支持力性能の把握を目的として、先端支持力および周面摩擦力を計測し、その評価を行っている。

題 名 低排土型同時埋設合成鋼管杭の施工記録
雑誌名 土と基礎
発行年月日1995年 11月号
著 者 富田 知己、 堀切 節、 鈴木 仁
抄録文  本稿では、千葉県浦安市で実施した同時埋設合成鋼管杭の工事事例について報告する。今回の工事は、支持層の深度が40mを超える地盤における長尺杭となったが、施工の際の騒音・振動はアースドリル工法よりも低いレベルであることが確認された。
 また、当工事を含む排出土量は、杭体体積の20%程度であり、在来工法に比べ十分少ない量であることが確認された。そして、施工管理は専用の施工管理装置により、施工機械の運転データ等をパソコンを用いて、図化することにより、確実に支持層確認を行えることも確認している。さらに、本工事に先立ち支持力確認試験を行い、高層住宅の基礎として、十分安定した支持力が得られることを確認している。

題 名 低残土型ソイルセメント合成鋼管杭の施工例
雑誌名 基礎工
発行年月日1998年 9月号
著 者 小堀 隆治
抄録文  本稿では、ソイルセメント合成鋼管杭が「HAT神戸・灘の浜地区」に建設された立体駐車場の基礎に採用された事例について紹介している。基礎工法選定に当っては、「場所打ちコンクリート杭」、「ソイルセメントコラムにより地盤改良したベタ基礎」との比較から、経済的優位性より、「ソイルセメント合成鋼管杭」が選定された。
 施工は、全杭について施工管理装置にて管理しながら行い、支持層到達の判断は、深度による掘進抵抗値と土質柱状図との対比により行っている。また、発生残土量は少量で場外搬出を行う必要はなかった。さらに、鉛直載荷試験を行い、現地における杭の支持力が、設計値を十分満足するものであることを確認している。

題 名 同時埋設合成鋼管杭工法における品質管理事例
雑誌名 基礎工
発行年月日1999年 7月号
著 者 日比野 信一、 岡 扶樹、 大槻 貢
抄録文  現在、基礎杭において性能設計型の考え方が広がりつつあり、施工管理や品質管理システムの構築した工法が期待されている。本稿は、ガンテツパイル工法の品質管理方法とその性能を確認した結果について紹介する。
 本工法に要求される性能の一つとして、鉛直支持力性能の確保があり、固化体の品質と支持層への貫入深度の施工管理が必要となる。それらの施工管理は、随時管理モニター上で図化された管理項目のデータが管理値に達しているかを確認する事で行う。また、事例として、コアボーリングを採取したソイルセメントの圧縮試験結果と載荷試験の結果を示し、管理値に従って施工する事で設計値を満たす施工が出来ることを示している。

題 名 同時埋設合成鋼管杭工法(ガンテツパイル)
雑誌名 基礎工
発行年月日2000年 2月号
著 者 岡 扶樹、 日比野 信一、 大槻 貢
抄録文  本稿では、同時埋設合成鋼管杭工法(ガンテツパイル)の特徴、施工方法等を紹介している。さらに、本工法が、1)低振動・低騒音工法で低排土施工による環境負荷の軽減 2)大支持力性能による杭径の小径化とそれに伴うフーチングの小型化による下部工トータルでの建設コストの縮減、および 3)高能率施工による基礎工期の短縮が挙げられ、経済性比較においても、他工法に対して優位であることを具体的に示している。最後に、本工法は、現有技術の改良と発展開発を継続中であり、具体的には、排土の低減とソイルセメント品質の一層の向上を狙った工法改善、排土の有効活用、および杭長30m程度までの領域でのより小型の施工機械を用いた施工法開発などに注力していることが述べられている。

題 名 東京外環三郷地区試験杭概要
雑誌名 基礎工
発行年月日2000年 5月号
著 者 緒方 辰男、 鈴木 永之
抄録文  本稿は、東京三郷地区において、支持層の深い軟弱な地層における構造物基礎の工費削減を図り、また適用性を確認するために実施した4種類の杭(鋼管ソイルセメント杭、中堀り鋼管杭、回転圧入杭、振動打撃鋼管杭)の鉛直載荷試験および水平載荷試験の結果について示しいる。
 鉛直載荷試験の結果より、鋼管ソイルセメント杭の周面摩擦力度は、砂質地盤においては道路橋示方書に定められる場所打ち杭の値を大きく上回っている事が、同様に先端支持力度は、中掘り杭の値を上回る事が確認されている。また、水平載荷試験の結果からは、杭頭の残留変位が杭種に関わらず、同様( δ/D = 6.6〜8.7% )であった事等が示されている。

題 名 合成鋼管杭の水平支持力特性に関する考察
雑誌名 基礎工
発行年月日2000年 6月号
著 者 鈴木 永之、 駒場 勝美、 石毛 信二、 鈴木 規彦、 本宮 栄二
抄録文  本稿は、東京外環自動車道三郷高架橋において行われた合成鋼管杭の水平載荷試験の結果について述べられている。その結果より、以下の事が確認された。 @ 杭径(固化体径)の 10% 超の水平変位域でも、杭体耐力の低下は見られなかった。 A 杭頭残留ひずみが急増するのは、水平変位量が杭径(固化体径)の 6〜7% の点であった。 B 水平方向地盤反力係数は、突起付き鋼管を使用した場合、杭径の 4% 程度以下であれば設計値を満足する。
 また、本稿では、実験結果をもとに、許容変位量を杭径の 4% と仮定し、詳細設計を行った結果、従来に比べて橋脚1基当りの杭本数の低減、フーチングのコンパクト化が図れ、経済的な設計が出来た事も述べられている。

題 名 同時埋設合成鋼管杭(ガンテツパイル)発生残土の評価
−発生直後の評価試験−
雑誌名 土木学会第55回年次学術講演会
発行年月日2000年
著 者 上 周史、 堀切 節、 岡 扶樹、 鈴木 規彦、 田村 幸彦
抄録文  ガンテツパイルは施工時に、杭本体を構成するセメント改良体と同程度の品質を有する残土が発生する。そのセメント改良残土を盛土材や路盤材として有効利用するために各種土質試験を実施した。本稿ではその試験のうち、発生直後に採取した試料の一軸圧縮強度と pH の変化について述べている。
 一軸圧縮強度は平均値が 2000kPa 以上発現し、高強度の地盤として利用できることが確認された。pH の変化は、発生直後で 12程度 と高く、発生後 4ヶ月 経過しても若干の低下が認められる程度であった。しかし関東ローム(アルカリ吸着能が高い覆土)を透過した後は、アルカリ中和作用によって pH 7 程度に中和された。このことからローム等の土で覆土することにより、環境対策を講じられることが確認された。

題 名 同時埋設合成鋼管杭(ガンテツパイル)発生残土の再利用評価
−有効利用材料としての評価試験−
雑誌名 土木学会第55回年次学術講演会
発行年月日2000年
著 者 田村 幸彦、 大槻 貢、 岡 扶樹、 日比野 信一
抄録文  ガンテツパイルは施工時に、杭本体を構成するセメント改良体と同程度の品質を有する残土が発生する。そのセメント改良残土を盛土材や路盤材として有効利用するために各種土質試験を実施した。本稿では、強度評価の指標としてコーン指数、三軸圧縮強度、 修正 CBR を求めその評価を行っている。
 コーン指数、三軸圧縮強度、 修正 CBR のいずれからも道路路床に適用できる強度を有していることが確認された。さらに三軸圧縮強度からは盛土材料として通常の砂質土や礫質土以上の強度を有していることが確認され、 修正 CBR からは路盤材料として利用できる強度を有していることが確認された。

題 名 鋼管ソイルセメント杭の大きい周面摩擦力を活かした杭基礎構造
雑誌名 基礎工
発行年月日2003年 7月号
著 者 中川 敬
抄録文  本稿では、ガンテツパイルの特徴の一つである大きな周面摩擦力を生かし、摩擦杭として適応することで、基礎杭工事のコスト縮減が可能であることを述べている。
まず、摩擦杭としての適用性が高い理由について、地盤を緩めない施工法であることおよび高い周面摩擦力が安定して得られることを摩擦杭仕様5例の載荷試験結果から述べている。次に、設計面について、支持力算定時の安全率の考え方および杭軸方向バネ定数Kvの算定式を示している。最後に摩擦杭適用の利点として、杭長の低減などにより経済設計が可能であることおよび杭先端部の築造工程と内面付着金物の省略により杭単価が下がることを挙げ、支持杭仕様と摩擦杭仕様の比較設計例でコスト縮減効果を示している。

題 名 鋼管ソイルセメント杭の発生残土の有効活用と評価事例
雑誌名 基礎工
発行年月日2004年 8月号
著 者 加藤真也、山路耕寛
抄録文  本稿では、ガンテツパイル施工時に発生するセメント改良残土の有効活用を目的とした各種土質試験を実施し、その評価と有効活用した事例について述べられている。
セメント改良残土の評価試験を実施した結果、コーン指数、三軸圧縮強度、修正CBRは、盛土材や路盤材として適応できる強度特性を有していることが確認された。また、評価試験結果をもとに、公共工事にて路体盛土や表層転圧土としてセメント改良残土を有効活用した事例や施工法の改善による発生残土の低減案について示している。

題 名 ガンテツパイル(鋼管ソイルセメント杭工法)
雑誌名 建設の施工企画
発行年月日 2008年 4月号
著 者 堀切 節、 昇 健次
抄録文  大都市部を中心とした建設活動に伴う大量の建設発生土が問題となっている中、基礎工法においても建設発生土の少ない工法、あるいは建設発生土が有効に活用し得る合理的な工法が求められている。
 ガンテツパイルは、このような要求に応えるべく開発した基礎工法である。また、高い支持力を有していることから杭本数の削減とフ−チング規模の縮小が可能となり、コスト縮減にも寄与できる。
 本稿では、 ガンテツパイルの施工性、 施工管理手法および特徴的な施工事例について述べている。


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